空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

今更度:3年

 最近のテーマはこれ。「何を今更」と。
 今日の今更な話は「阪急の新型車両に初めて乗ったよー!」ってな話。なんだ鉄道の話題かよ。しかも阪急の新型車両と言ってもフルカラーLEDの行き先表示がひときわ目立つ9000系*1ではなくて、3年前から梅田と河原町を行ったり来たりしている9300系*2の方。まぁ近鉄沿線住民なので阪急には滅多に、っていうかまず乗らないし、ここ数ヶ月は乗る機会があったりしてもわざわざ狙って乗るために待つ時間がなかったりしたわけで、全然9300系には遭遇しなかった*3
 で、今日たまたま梅田の駅に入ってみれば丁度9300系が特急として止まってる。これはラッキーだということですぐ乗りました。乗ってみた感想としては

  • 内装クオリティ高すぎ
  • 窓がものすごくでかい
  • 転換クロスと端のクロス固定部が向き合うと狭い

 内装に関しては個人的には絶賛もの。素晴らしい出来。電車の内装で感動したのはこれが初めてだと思うなあ。何がすごいって阪急おなじみ木目調の色がやたら濃いし、グリーンのクロスシートのデザインもなんかツボにはまるし、その手すり部分がまた木目調*4になっている(まさか本物じゃないよね。私すごい節穴の目をしてるしよく見てなかったし)。デビューしたときにちょっと話題になった間接照明もかなり良い感じ。
 で、内装最大のポイントはドア横の手すりだと思う。あれはすごく気に入った。普通ドア横の手すりなんて高さ数十センチ程度の銀色の質素な棒だけど、これの場合すっかりデザインとして完成してる。なんと床からドアの上端と同じ高さまである上に、見た目が棒じゃない。最初あれが手すりの棒だとは全く気づかなかった。なんて言ったらいいかなぁ、握り棒の概念を大きく超える形をしているから説明できないや、とりあえず丸くなくて、上端と下端で固定されているのではなく上下ずーっと端がドア横と繋がっていて、つまりしっかりと握る円柱の棒ではない。握ったときに親指と人差し指は当たらない。そういう形だから。あー駄目だ、誰か画像を提供してくれないかなあ。ギブアップ。
 で、これに乗った後のJRや近鉄はみな内装が安っぽい安っぽい。特に近鉄なんか妙に貧乏くさい感じがして悲しくなってきた。いつもはそんなこと思わないのになあ。とがった蛍光灯カバーが悲しい。
 話を戻して、2つ目の窓がでかいのも衝撃的。よく分からんけど、なんか妙に大きい。そして最近鉄道の世界で流行っているのか知らんけどグリーンガラス(っていうのかな?)。しかもその緑が結構濃い。ただ、ドア間の窓が2枚に対してクロスシート4列なのでちょうど1枚の窓の中間をフリーストップカーテンのレールが走ってるんだけど、窓の手前(室内側)寄りで独立してるので、なんか邪魔な感じがした。今時大型1枚窓を大型のカーテンでどどーんとまとめてしまうこともあるんだし、2列分でカーテン1枚でも良いと思うんだけどなあ。
 最後の座席狭いはいいでしょう。少なくともJRよりは明らかに狭い。っていうか阪急沿線の人たち(といっても該当するのは二人しか見てないけど)はどうして4人の実質ボックス席状態の中1人ちょこんと座っているところに出くわしたら、既に座っている人の隣に座るんだろう。JRだと斜向かいに座るのしか見たことがなかったし、自分もそうするのでちょっとびっくりした。
 てな感じで阪急9300系はとても良い内装の電車でした。これは一度乗る価値あるよ。ネットで見てたら評価はそんなに高くないみたいだけど、この電車は何より内装。まぁ3年前から走ってる電車を今更絶賛したところで「こいつ何いってんの」にしかならんのは分かってるけど、初めて電車の内装で感動しました、という話なので我慢してください。

*1:はてなのキーワードでは「阪急9000系

*2:はてなのキーワードでは「阪急9300系」

*3:その代わり片側2扉で転換クロスの6300系には何度か乗った。あんな端にドアがあるのはおかしいと思う。

*4:光の反射で傷が結構見えたけど、3年走ってるんだしこんなもんか