空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

ゲド戦記

 録画していた「ゲド戦記」を見た。
 ・・・なんだこの映画。
 物語前半でおっさんがやたら力説していた「世界の均衡」やそれを乱す方向に働かせている元凶とかの話が後半ではすっかり忘れられて最後まで丸投げで終わるし、言葉1つ1つも説教くさい。無駄なシーンが多くて必要なシーンがばっさり切られてる*1ような気もする。これが吾朗クオリティか。
 というか、この映画は「セカイ系」の香りを漂わせまくっている*2のに作っている側がそれに気づかないでバラバラの話をつなぎ合わせたみたいにしちゃった。それでこういう中途半端な感じになってるような気もする。ひたすら主人公視点にしたらセカイ系っぽくなって面白くなったかもしれないのに。あー、でもセカイ系自体が受けないかな。

*1:突然「真の名」とか言われても何のことだか分からんて

*2:ただし「なんとなくそれっぽい」だけであってセカイ系そのものではない、と思う