随分前に父が入院したとか、退院したとか、そんな話を書いてたね。その父ですが、先週の月曜日、9月20日未明に亡くなりました。54歳でした。
「もって1ヶ月」と言われて結局3ヶ月頑張りました。体が強かったんだと思います。心臓が突然止まってしまうのではないかと言われての毎日だったのですが、心臓は強く、最終的にはがんの転移が先に来てしまった、という見方が正しいでしょう。
最後はあまりの痛みに自ら麻酔を希望して、先生に「これを打つともう目覚めないよ」と言われてもそれでもいい、と言ったくらいです。相当な痛みと闘っていたのだと思います。
どんなことがあっても黙っている我慢強い父を強い人だと思うし、先生も「誇りに思っていい」と言ってくれています。実際そう思いますが、一方でもう少し何か訴えてくれても良かったのに、とも思っています。もっと注文付けてくれて良かったのに。あまりに何もなさ過ぎたというか。
お葬式やらなんやら
さて、その日の朝にはお坊さんが葬儀屋を連れてうちに来ていました。
父の友人がお寺の息子さん*1で、その人のルートでお坊さんが登場してきたわけです。ちなみに、父は生前にこのお坊さんと「この人が自分の葬式でお経を唱える」という前提で一度会って話すという妙な経験をしています。不思議な感じですね。
通夜は火葬場が空いてないとかそういう都合で翌日に、葬儀場は父の希望*2で大阪で。その人のお寺で行うことに。
そこからバタバタっと通夜があり葬式があり、めまぐるしい3日間でした。疲れるね。
通夜も葬式も半分社葬みたいな感じで、取引先の方を中心に多数来られていました。こちらとしては圧倒されるばかり。弔電の中には予想外のすごい人からの弔電も来ていて、父はいったい何をしていた人なんだろうか(いやまあ職業くらいは知ってるけど)と今更不思議に思ったりもします。
これから父のいない毎日になるけど、どうなっちゃうんだろうなあ。よく分かんないや。