空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

久々のウォークマン

 数週間前にウォークマンを買った。
 ウォークマンはスティック型のタイプを大学時代に使っていたことがあって結構気に入っていたんだけど、容量の問題で泣く泣くiPodに買い換え、それ以来6年間iPodユーザーになってしまっていた。
 そこに登場したのがウォークマンのMシリーズ。ウォークマンもここ数年はiPodみたいな液晶とボタンが並んだ形か、Android搭載機か、イヤホン一体型ばかりで昔のようなスティック型が無かったんだけど、とうとう復活。最近見たら値段も下がってきてたので買ったというわけ。
f:id:tis8347:20140907210306j:plain:w320

使ってみて

 いいね。音が全然違う。
 ウォークマンと言えばほどほどの値段で良い音質なのが売りだと思ってて、まさにその期待を裏切らない音の良さだと思う。同じ曲でも、iPodでは聴いたことの無いような音が聞こえてきて、新しい発見みたいで楽しい。付属のイヤホンと組み合わせると専用の音響設定でさらに音は良くなるし、ノイズキャンセルも使えてさらによく聞こえる。
 ノイズキャンセルは今更ながら初体験。いやぁ音が消える消える。さすがに電車の中では消しきれないけど、それでも激減といって良いレベルで、さすがに何年もウォークマンに積み続けてきただけあって恐ろしささえ感じるね。ただ、それでも何かの拍子で変なエコーというか、外から聞こえるはずの音に似た音がイヤホンから聞こえることがあって、若干気持ち悪い。それと元々持ってるイヤホンが使えないので、ノイズキャンセルを使うのは今のところやめてる。
 操作性は昔のスティック型ウォークマンにほぼ近く、本体右端のジョグをくいっと傾けて項目を変えたり曲送りをしたりするようになっている。ジョグを引っ張ってアルバム単位で操作出来るのも、メニュー画面と音楽再生時でジョグの傾ける方向と曲送りの方向の組み合わせが逆になるUIのミス(?)も昔のままで、使い始めても全く何の違和感もなく普通に操作ができている。昔よりもスクロールがだいぶ早いあたりはチップの進化を感じるね。3行の有機ELしかないUIだし、入れられる曲数も劇的に増えているのでありがたい。
 欲を言えば、昔はジョグを本体側に寄せるとホールドになっていたので、そこも再現して欲しかったな。ホールドを解除するときに癖でジョグを引っ張ってしまう。何年前の癖なんだか。

難点

 難点は電池の持ちがいまいちなこと。普通に長距離移動時でも電池が持つんだけど、やはり昔の3分充電で3時間再生/フル充電で50時間再生という驚異のスタミナからすると、今回の12時間程度は寂しい。あっ、もう電池が減ってる、という哀しさに溢れながら使っております。相対的に減りが早いだけで早くて使ってられんと言うことでは無いけど、やっぱりイマイチに感じるね。
 そして電池の減りと関係あるのか、これが昔からの最大の変化だと思う。「電源(ボタン)」の概念がある。今回のウォークマンの電源を入れながら「そういえば昔はどこで電源を入れたっけな・・・」とか色々考えて、そもそも「電源を入れる」なんて操作が無かったことに気づくまでしばらくかかった。昔のウォークマンはその電池持ちもあってか、基本的にスリープでしか動かず電源のON/OFFは存在しなかった。それが今回は長時間スリープに入れておくと電源が切れて、次に入れるとウォークマンのロゴと「データベース更新中です」の表示を数秒間見ることになる。うーん、このもたもた感。

使っていない機能

 おそらく電池持ちが良くないのも、電源の概念があったりするのもこの機能のせいだと思う。
 そもそも、このウォークマンは、スマートフォンbluetoothで連携する機能が付いていて、スマホ内の音楽を良い音質で聴けるのが売りになっている。単体再生などオマケに過ぎない。PR動画もこうだ。

ウォークマン® Mシリーズ プロモーションビデオ - YouTube
 今のところ、このbluetooth周りの機能には一切触れていない。スマホスマホウォークマンウォークマンなのだ。気が向いたら使ってみるだろうけど、今のところそのつもりはないね。

そんなわけで

 しばらく使っていたiPod touchはどうしても表面積がでかいのでイマイチ使う気になれなかったんだけど、棒状のウォークマンは(厚みはあるけど)正面から見るとコンパクトなので、手軽に持ち歩きやすいかなと思う。iPodは車載用に転身すれば十分使えるし。
 ただ、今までiTunesで強固に管理出来てたのがウォークマンと母艦がMacということもあって取り扱いがズタボロになりつつある。Media Goを使うにも、そしたら親がWindows機になって分散するから扱いづらいしなぁ。悩みの種は尽きない。