実家に帰ったときのこと。
デジタル一眼レフカメラがあったことを急に思い出したので、掘り出してみた。するとどうでしょう、グリップの部分が熱で溶けたのかベタベタ。こりゃあかんということで、ウェットティッシュが本体に張り付きながらも必死に拭く。すると、なんとか実用に耐えるベタベタ感(なんだそりゃ)にまで低減できたので、普通に持ち出せそうな気がしてきた。というわけで持って出てみた。
9/20(土)
やってきたのはここ。
近鉄東花園駅。近鉄奈良線の八戸ノ里 - 瓢箪山駅間は高架化工事が進んでいて、奈良方面は数年前に切り替え済み。残る難波方面はこの9月20日を最後に翌日からは高架に切り替えられる。そんなわけで、地上駅最後の日を見に来た。ちなみに東花園駅は奈良方面から来ると瓢箪山の次の駅で、今回は西へ向かって八戸ノ里まで電車に乗ったり歩いたりした。
よくあるイガイガしたやつ
仕事に向かうアーバンライナー
高架とフェンス
隙間を走る
自転車
河内花園駅。ひとつひとつに古さを感じる。
若江岩田駅周辺。この光景もこの日まで。
やはり踏切最後の日とあってか、カメラ小僧が所々にいた。どちらかというといかにも撮り鉄な人というよりは、スマホやちょっといいカメラを持ってる中高生やとりあえず見納めに来た人、犬の散歩のついでに撮影に来た近所のおばちゃんなどわりとのんびりした雰囲気で、物々しい一眼レフを持った人は自分以外にはあまりいなかった。僕もこれ要らないです。
カメラを持った人以外は日常そのもので、なんかカメラ持った人が多いなぁくらいにしか思っていなさそう。
さてカメラ。あいにくの曇り空だからか写りが総じて暗い。感度を全体的にもっと上げて撮らなきゃいけなかったんだろうなぁ。日頃のコンデジですらようやく今年からシャッタースピード優先で撮り始めたくらいのど素人なので、露出に関するあれこれは本当に全く解らん。写りが暗くなることを恐れて遅めで撮ったせいか電車はぶれるし、そのくせ写真は結局暗いし。モデルが古いので本体の液晶の映りが悪く、その場で見てもちゃんと撮れたかどうかが全く分からないので帰ってみてのお楽しみになっちゃうし。
ただやっぱり、カメラは覗いて撮りたいね。シャッターを切る瞬間のカシャンって音もとてもいい。写真撮ってるぞ、って感じがする。
9/21(日)
高架に切り替わったので、新しもの好きの血が騒ぐ。というわけで早速行ってきた。
新しい東花園駅(左側が新たに高架になった部分)
地上の施設は閉鎖
若江岩田駅。仮設っぷりが激しく、狭い。旧ホームも使ってる。
役目が終わった踏切
高架化初日は、昨日に続いてカメラ小僧が多かった。とは言っても今日多かったのは明らかな撮り鉄。場所が変わると風景も変わるので、新たな撮影スポットを探りに来たらしい(今気づいた)。途中の2駅は明らかに工事途中でホームが狭いので、端を陣取るのも結構危険じゃないかなぁと思ったりもする。
東花園駅は仮設ホームから道を挟んで反対側に駅があることもあって、仮設の駅舎が閉鎖しているのを見て初めて移転したと知った人もちらほらいた様子。これからしばらくはそういう光景が続きそう。
いつでも渋滞している若江岩田の踏切は見事に渋滞が無くなっていて笑った。当面は踏切と線路が残るので、そこで一旦停止する車が渋滞を作るかも知れないけど劇的に改善はされると思う。えらいもんやなー。
写真の方は、天気にも恵まれて速いシャッタースピードで切れたし、そこそこくっきり写っているっぽい。明暗はっきりしている箇所が上手く見えないのはこれは単なる技術不足だし、古いデジカメだと言ってもさすが一眼レフだと思う。しかしやっぱり帰ってからでないときちんと確認出来ないのは辛いねぇ。
というわけで
高架化について
いやー、ここまで長かった。高架化工事がはっきり動き出したのって自分の記憶だと阪神なんば線の工事が始まるより更に前だったはずなのに、下り線が高架になったのは阪神なんば線開業の翌年(2010年)で、上り線が高架になったのがなんば線が5周年になった今年。何年やってんねん。
予算の都合以外の何物でもないとは思いつつも、やはりこれだけ工事をやってまだかまだかと思うのは何より地元の人たちだと思う。まあ、ようやく踏切がなくなったと安堵している人もいることでしょう。
上り線は切り替え直後だからかレールがうるさい。電車の中にいても気になるので外から聞くとはっきり騒音だと思う。ただこれはどうにもできないし、そのうち落ち着くらしいのでしばらく我慢かな。
ようやく踏切はなくなったけど、線路の構成は前と一緒なので今まで通り花園あたりから急行が詰まる現象が続きそう。地上でも高架でも起きることは一緒という。
カメラについて
使う人間がものについて行けてない。これに尽きると思う。
最近コンデジもオートからシャッタースピード優先に切り替えて使っていたので、今回もそれに倣ってシャッタースピードをダイヤルで変えながら、感度も変えながらやってたけどうまく撮れたかどうかがさっぱり分からん。やっぱり数をこなさないと上達はしないんだと思う。いい被写体もないし、下手くそなまま過ごしそう。
カメラも(最近のミラーレス一眼どころか普通の一眼レフと比較しても)割と大きめなので、持ち出すのを挫折することが多そう。記録メディアがコンパクトフラッシュで扱いづらいしね。
オチ
実家でカメラを使うことがないというので持って帰ってきたけど、充電器を持って帰ってくるのを忘れた
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