先週の話ではありますが。
スプラッシュのタイヤを新しい物に変えたので、慣らし運転も兼ねて長野まで行ってきた。
その前に、タイヤについて
元のタイヤ
3年前に中古で買ったスプラッシュはコンチネンタルのContiPremiumContact2という標準装備のタイヤをそのまま履いていた。既に3.5万キロは走っていたので溝はなくならない程度に減っていて、さらにそのせいなのか走れば路面に応じて「シャーッ!!」「ゴォーー!!」という賑やかな音を発し続けるのが気にはなっていた。
とはいえこのタイヤはネットでは「鬼のような排水性、直進性」と評する人がいるほどのタイヤで、スプラッシュのやたらがっちりした足回りと相まってどんなコンディションでもかなり安定した走りをしてくれる良いタイヤではある。さっきの音もスプラッシュの「路面情報が良い形でドライバーに伝わりやすい」というメリットを押し上げているように思う。
でも、やっぱりうるさい。高速道路を走るとどれだけ賑やかなことか。丁度5年経ったことだしタイヤのヒビも気になってきたので車検を機に変えることにした。
新しいタイヤ
というわけで、ミシュランの「ENERGY SAVER+」に変更。もちろんサイズは同じく185/60R15。俗に言うエコタイヤというやつだ。www.michelin.co.jp
山形のタイヤ屋さんが去年製造分の在庫処分として4本セットをAmazonで売っていたので、それを購入した。着いたタイヤを見ると2014年14週スペイン製とのことなので、ざっくり1年は山形の山中で寝ていたらしい。
ちなみにミシュランにしたのは、エコタイヤでもしっかり走りそうだから。もちろんスプラッシュはスーパーカー(買い物的な意味で)なのですり減らない耐久性も走りの安定性も実はそんなに要らないんだけど、元々履いていたタイヤがタイヤなだけにあまり方向性の違うものに変えたくなかった。雨の日にやたら制動距離が伸びるのは嫌だもんね。
第一印象
そんなエナジーセイバープラスに履き替えて、店から帰るまでの間のドライブはごわごわした乗り心地でちょっと気になった。酔いそう。これで長野まで無事に走れるんだろうか。
往路
というわけで先週の土曜日に長野まで移動。
そもそもなんで長野かというと、最近豊田市周辺を走っていたところ標識の行き先が「飯田」になっているのに気づき「この道を走り続ければ飯田にいけるんだ!?」と興味を持ったのが理由。
今回は名古屋市内から国道153号をひたすら走り飯田、塩尻。そこからは国道19号で移動という見るからにしんどそうな下道ルートで行ってみた。
昼ご飯は「道の駅 信州平谷」で。午後1時にもなってまだ長野県に入ったばかりというのが辛い。まあ、出たのが9時45分頃なのも悪いんだけどね。それにしてもこの雰囲気、道の駅とは一体何なのか。
塩尻で153号の終点に到達したのが16時40分。まだ長野市はだいぶ遠い模様。つらい・・・
…としんどくなってきてから2時間半。ようやく到着。駐めるところもなかったのでとりあえずタイムズ兼郵便局の駐車場に駐めた。
いやあ、しんどかった。まず出てから2時間近く経ってもまだ愛知県内しかも山にすら入っていなくて辛かった。そこからなんとか山に入って後は割とスムーズに入ったけど、やはり一般道。信号待ちが多いし、街に入れば渋滞はあるし、交通量の多いところが多数あるから疲れる。
帰りは高速道路にするつもり。一般道の方が走るには楽しいけど、しんどいわ。
長野駅
とりあえず長野駅で入場券を買って、電車を眺めることにした。
E2系。もうぼろぼろ。
この春から長野駅から北はしなの鉄道になり、駅名標もこんな感じに。
キラーン。JR東の首都圏外エリアはこういうハイブリッド気動車がいるのが良いね。車内も素敵な雰囲気だった。
そういえば今回もコンデジを持ち出してきたものの、いざ使おうとしたところで電池が入っていないことに気づいて愕然とした。電池切れじゃなくて入ってないって・・・。そんなわけで今回の写真は全部スマホで撮ってる。さすがExmor RSだけあってきれいに撮れてるけど、やっぱり夜のヘッドライトみたいな明かりには弱いかなあ。
そういえば持ち出してきたSurface RTも電池切れだった。ひどい。
新幹線
さて翌日。長野駅からしなの鉄道→えちごトキめき鉄道と乗り継ぎ、1時間半かけて上越妙高駅まで移動。そこから新幹線に乗り20分で長野に戻るというささやかな乗りつぶしをした。なんか新潟県まで来ちゃったぞ。
妙高高原駅。信州色の115系に雑なしなの鉄道マークが付いた組み合わせは今だけかもしれないね。それにしても妙高姉さん山がきれいだ。
上越妙高駅。雰囲気がお洒落だ。夏場は美しい風景が、冬場に来たら外に出たくない嫌な光景が広がってそう。それにしても山がきれいだねえ。
というわけでE7系。
今回は距離も知れているし、気合いを入れる必要もないので自由席で。空いていると話題だったしね。
電車到着が近づくにつれ客が増えてきたので、これはもしや結構乗っているのではと思ったけど、車内に入ってみればかなり空いていて拍子抜けした。自分の後ろで並んでいた、子供を沢山連れた団体が堂々と3人席x4列を確保して子供組と大人組で別れて座れるくらいなのでけっこうな空き具合だと思う。日曜の午前中という中途半端な時間とは言え、かがやきもなくはくたかしか来ないタイミングで余裕で座れるのは快適ではあるけど、ちょっと気になるかなあ。
ちなみに上越妙高駅を出てすぐに車掌による風景の案内が入った。こういうあたりは新幹線と言うよりも地方を走る特急だなぁという感じがする。
それからすぐにトンネルに入り、あとはほとんどトンネルだった。トンネルは最近整備されたばかりなのになんと携帯の電波も入らず、ちょっと意外。でもそこはJR東日本系の新幹線、シートポケットにJR西日本の冊子が入っていた*1ので20分ほどの退屈しのぎには困らなかった。
それにしてもE7系、シートがちょっと固い。でもヘッドレストが動くのでN700のきついシートに比べれば随分と楽かな。
そんな感じですぐに長野に到着、あっさりと戻ってきて新幹線の乗車は終了。これまでE7系は前回のグランクラス、今回の普通席と来たので次回はグリーン車に乗りたい。
復路
さて長野まで帰ってきたので帰ろう。時刻は11時半、昨日より遅いけど高速だから何とかなるでしょう。
往路と打って変わってずっと下り坂で交通量も少なく、流れも良く走りやすかった。途中二度ほど休憩。
長野の町並みを一望できる良いSAですなあ。
そんなこんなで帰ってきたのは出発から4時間後の3時半で、往路は一体何だったのかと言わんばかりの早さでちょっと衝撃を受けてしまったよ。高速道路って便利だねえ。でも便利だけど4000円くらい取られてしまった。
で、結局タイヤは?
タイヤは初日の県境の山登りあたりまではごわごわした感覚で酔いそうだったけど、途中からだんだんとなめらかに走るようになってきて、帰ってきた頃にはかなり快適な乗り心地になっていた。(タイヤにふさわしくない表現かもだけど)路面をなめらかに滑るようでとてもいい感じだ。
路面の状態にも左右されなくなった。前は路面のアスファルトの荒さひとつで音も動きもまるで変わったけど、今はそれほど変化しなくなったし、なめらかな路面は本当になめらかに、そうで無いところもそこそこに抑えて走ってくれる。跳ね方がマイルドになった分、逆にぼよんぼよんした動きになっているような気もするけど、それでも総じてスプラッシュらしいかっちりとした動きを妨げることなく走っていていい感じだ。
音も随分変わった。全体的に音が低くなったので気になりにくくなったし、遂に風切り音の存在に気づくようになった。静かになったわけではないけど、当初の目的は十分達成したかな。
今回は初めてエコタイヤに変わったので、アクセルを離したときの滑走具合やブレーキング時の距離に影響がでるかなと若干気にしていたんだけど、正直さっぱり分からん。少なくとも違和感はない。元々スプラッシュはブレーキを踏んでいない状態でも結構な勢いで減速していく*2ので、体感できるほどその速度の落ち方がマシになっているようには感じないね。その方が下り坂で楽だから良いし、実際今回も「エンジンブレーキ活用!」て書きまくってさらにブレーキ故障時の緊急待避スペースまである山下りでもあまりブレーキを使わずに済んだので丁度良いかなと思う。
弱点
これはネットでも書かれているんだけど、進行方向と平行に溝の入った路面(グルービング)でハンドルを取られる。とつぜん車が左右に振れるという微妙に怖い体験をすることになるので、路面の溝はよく見るよう気をつけたい。ハンドルを取られるというのはネットで調べて知ってたけど、まさかあんな不自然な動きをすることになるとは・・・おそろしやおそろしや。
というわけで
およそ600kmを往復したおかげでタイヤはいい感じに馴染んできたし、アルプスも妙高山もきれいだった。ただ、疲れるなぁ・・。善光寺が近くにあるのに人が多そうだからとスルーしたし、毎度のことながら何をしに行ってるのかよくわからない(今回はタイヤの慣らしだけど)。
えー、次回の車の移動は金沢に行きたいと思います。雪が降るシーズンになるまでに行かないとね。東海北陸道で上って、どこかに車を止めてまたも北陸新幹線、それから北越急行に再度乗りたいと思います。結局電車です。それから北陸道でぐるっと回って帰ると、そんな感じでやろうかなと。
それから来月はマイル航空券で行く(厳密に言うと帰る)北海道が控えています。まぁ、朝からスカイマークで飛んでその日のうちに小樽へ行き、あとは翌日午前中の便(マイルの航空券だとそんな便しか取れなかった)で帰るというタイトなだけで中身のよく分からない旅行になっております。
昔と比べるといろいろあっちこっち行くようになってるね。それはそれで良いことかな。では、また。