空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

ファンでもないのにファン感謝デー

 二度あることは三度ある。鈴鹿サーキットに行ってまいりました。

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 過去二回とも入園料の1,700円しか払わないケチぶりを発揮してまいりましたが、今回はひと味違う。

なんと1円も払わずに入場だ!

 …今日は「モータースポーツファン感謝デー」という年に一度行われているらしいイベントの2日目で、公式サイトに載っているPDF(その名も特別ご招待券!)をスマホの画面で提示するか印刷して渡すと無料で通してくれるというわけ。素晴らしい。っていうか「特別ご招待券」という豪華そうなネーミングで誰でも使えるって一体どんな大盤振る舞いなんだろうね。

 自分がいつの間にモータースポーツのファンになったのかはともかく、まあせっかく無料で入れる機会なので(ここまで来るのにお金かけてるけど)色々見てみたい。

ピットウォーク

 のんびり移動して到着した12時頃は丁度ピットウォークの時間帯だった。ピットウォークとはつまり、ピットをウォークできるということだね。なんと分かりやすい。

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 このとおり人・人・人。ピットをウォークできる間は選手のサイン会やマシンの展示が行われているので、人気選手や注目マシンの場所にはけっこうな人だかりが出来ていた。特に小林可夢偉の周辺に人が多く、列も崩壊気味で大変そう。写真のこちらはかなりきちっと整列されていた。

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 懐かしい形のフェラーリも間近で見られる。

 ピットだけでなくメインストレートもウォークさせてもらえる。ちょっとありがたいね。

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 このお兄さんを振り切って第一コーナーに向かって走ってみたいけど、やったら地獄が待ってるんだろうなあ。

メインサーキットでイベント

 ピットをウォークできる時間が終わったら、メインサーキットで色々な車が走るようになる。同じイベントを延々とやるんじゃなくていろんなレースやデモ走行をとっかえひっかえやるのでなかなかめまぐるしい。

たとえばスーパーフォーミュラが8周だけのデモレースを行ったり。
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アレジ親子が往年のF1マシンで数周走ったり。
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 ちなみに息子のジュリアーノ・アレジは簡単な会話だけ日本語で喋っていた。ジャン・アレジが日本で昔ようかんの差し入れをもらった話をした後に横から「甘い物が好きなの」と一言加えたり。お母さんゴクミだもんね。

コース横をうろうろ

 このイベントの間にちょっとだけ鈴鹿のコースを見てみようとヘアピンやスプーンを見に行ったんだけど、さすがサーキット歩いて行くだけで一苦労。

立体交差。右奥でカートレースをやってるだと・・
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ヘアピン。
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最後通告。
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スプーン。
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 スプーンまで来たところで疲れてしまい、座り込んでうとうと。すると突然左から2台のS660が出てきてびっくりした。次のイベントに出てくるんじゃないの?
 サーキット内の放送でも「S660がいない」みたいな話になっていて、どうやら勝手に走っていたらしい。これも運転していたのはジャン・アレジで、もう自由というかエンターテイナーというか何なんだろうか。
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その他

三菱がCM同様の45度のデモ設備を持ち込んで体験会を開いていた。
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手前の2人の振り向き具合が素晴らしい。


CMで見てもそうだけど、やっぱり実物でも45度はインパクトあるね。結局乗りませんでした。

というわけで

 一日がっつりいたわけでは無いけど、けっこうおもしろかった(小並感)。なんだかんだ言って全く知らないわけでも無いので、アレジが走ったらアレジだーってなるし可夢偉がいたら可夢偉だーってなる(なんと知性の欠片もない文章…)。
 たぶん、このイベントの良いところはモータースポーツのジャンルがごちゃ混ぜになっているところで、全部楽しめる人はかなり楽しいだろうし、自分みたいに昔の一部有名選手の名前くらいしか知らない人でも楽しめるようになっているのが良いんだと思う。メインスタンドに座れば続々といろんなジャンルのマシンが高速で走っていくし、興味の無かったジャンルでも興味が持てるようになるかもしれない。
 そう言う意味では、「モータースポーツ」というざっくりとしたくくりの中で相互の細かいジャンル間のファンの増加に貢献しているのかもしれないね。入場は一手間かけるだけで無料だし、鈴鹿サーキットはホンダ傘下だけど他社のイベントもきっちりやるし。裾野を広げる面白いイベントだと思う。

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来年も行くかって?それは来年の気分次第かな。