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空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

Nintendo Switchを買った

モノ ゲーム

 というわけで、Nintendo Switchを買ってきた。ゲーム機を予約してまで初日に手に入れたのはニンテンドー3DS以来、(自称)据置機で言うとWii以来か。

 別に買おうとは思っていなかったし、ゼルダWii U版でええやろというつもりでいたのに。今度のマリオが久々の本格箱庭マリオとのことだったのでその時点で購入決定だし、そうなるとスプラトゥーンもあるしせっかくだからゼルダもこっちでやるかー となっていつの間にかエディオンで予約の紙を握りしめていた次第。

開梱もそこそこに、楽しく遊んでおります。

本体もOSも、表面上は質素

 さて今回のSwitch、Wii/Wii Uと比べると本体がとにかく地味。

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 Wii系の時は白くてつやつやのデザインだったのが一転してほぼ黒に近いグレーの外見になり、タブレットっぽいのに分厚いボディも合わさって、本体単体だけでは一体何の機械なのか分からなくなってる。話題のJoy-Con(グレーを買った)もつや消しのデザインでとにかく地味。敢えて地味な方を買っているとはいえ、ここまで地味だと何も言えない。

 正直に言うと「安っぽいな」と少しだけ思った。ネットで見ていると人によってはつや消しの方が高級感がある、という見方をしている場合もあるようだけど。

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 なんとなくの勝手なイメージで言うと、Wii Uのベーシックセット(25,000円)の方がSwitchよりコストかかってるんじゃないかと思う。Wii UはSoCが変則的な構造だったとのことだし、光学ドライブがあるし、何よりあのWii U Gamepadがどう考えてもお金かけてる。その点Switchはバッテリーがいくつも(本体、Joy-Con x 2)必要とはいえ、液晶もそれほど値段しないし構成がシンプルだし何よりコンピューターとしてはそこらへんのタブレットと大差ないはず。LTEも無く同一機種大量生産となるSwitchがタブレットに対してそこまで値段上がるとは思えないしねえ。その分Tegraにコストかけてるのか、それとも利ざやが大きいのか。Wii Uは逆ざやだったという話だし。

 そしてメイン画面も地味。

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 持ってる人によっては中央上部のオレンジ色の表示に違和感があったり、黒いことが気になるかもしれない*1けど、それはともかくメインはこんな画面。あのWii Uの「Miiわらわら*2」から比べるととてつもなく簡素化されている。任天堂一体どうしちゃったの、というレベル。

 あるのはゲームアイコンとショップ、アルバムフォルダ、あとは設定くらいで本当に質素になってしまった。なんだかWii系を無かったことにされたかのよう。

 しかしとてつもなく質素になったUIはこのあと絶大な効果を発揮するのである...。

神機能!「スクリーンショット撮影」と「アルバム」

 いやいや「神機能」って、それくらいPS4にもあるだろうが、と思ったそこの貴方、仰るとおりです。

 Joy-Con(L)の方、方向キー(十字キーじゃない!)のすぐ下に「キャプチャーボタン」というボタンがあり、スクリーンショットの撮影ができる。このキャプチャーボタン最大の特徴は、なんと言っても「スクリーンショットを撮るだけ」に特化されていることだと思う。もっと分かりやすく言うと、ただのシャッターボタンがコントローラに装備されている。

 これがとんでもない軽快操作で、押した瞬間にカシャッという音とともに左にスクリーンショットを撮影したという表示が割り込むだけ。反応がとにかく速いので決定的瞬間を取り逃すことも少ないはず。

こんな感じで。

 さらにすごいのがここから。ゲーム中に撮った写真を確認するためには一旦ホーム画面に戻ってアルバムを開く作業が必要になる。この作業は不変だけど、これもとんでもない軽快動作が実現されている。ホームボタンを押したら待つこと無く(というか後ろで待機していたとしか思えないくらいで)ホーム画面に戻り、アルバム機能の起動も超高速。写真をさくさく閲覧したあとホーム画面に戻り、遊んでいたゲームを選択すると、一瞬で元の状態に復帰する。

 Wii Uのあのもたもた感は一切無いし、内蔵アプリ側の動作は体感ではPS4より遥かに軽快。PS4どころか、スマホよりも軽いとも思える。やはり画面から余計な情報を排したことによって通信もなくなり、内部で読み込むべきデータもかなり削られているということかな。

 そういえばマイクロソフトMetro UI(死語)を始めた時は「計算の負荷を減らすためにフラットなデザインにするんだ」みたいな事を言ってたけど、Switchのこれは久しぶりに本来の目的でフラットデザインを投入したUIなんじゃないかな。Tegraの性能と合わさってかめちゃめちゃ軽快に仕上がってる。

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設定画面もスマホタブレット風。

任天堂内の世代交代を感じるハード

 Wii/Wii Uの頃は岩田さんの発想で家庭内で敵を作らないためのハードを目指していたので、あんな白くてクリーンなイメージの本体になったり*3、あんな賑やかなメイン画面であったり、ゲームも関係ない機能を標準でわんさか積んだハードになっていた。

 一方Switchではその辺をばっさり捨てて、動画配信サービスもブラウザもカラオケも無い単純なゲーム機に仕立て上げている。PS4が単純なゲーム機に回帰しつつも多機能であるのに対してもかなりインパクトのある割り切りっぷりだ。

 その辺りに関して感じるのは「ゲーム機はゲームソフトこそが主役であって、ハードは黒子である」という発想のもと開発したのかなぁ、と。ソフトを起動してからがゲームの本分であって、それ以外の部分で目立つ必要は無いんだということか。だからこそゲームの邪魔にならない軽快OS、それでもちょっと設定を変えたいときに使えるホームボタン長押しによるオーバーレイの設定画面、そしてWiiU比でほとんど撤去されてしまったアプリ群、そういったここ10年の任天堂ハードで最も質素ともいえる構成になっているんだと思う。それに本体が持ち歩けるからリビングルームでのテレビの取り合いに参戦する(=ゲームをしない家族に嫌われないようにする工夫の)必要がなくなるし。

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 今回の本体はSoCがNVIDIATegra*4で、言ってしまえばほとんどただのタブレットなんだよね。ファブレットくらいのサイズ感で、LTEも無いし。特徴的な機能はJoy-Conに任せてるし。PS4XboxAMDのAPUに走ったように、もう凝った造りをしない時代ではあるんだろうけど、任天堂ですらそっちを選ぶのかっていう驚きはある。

 まあ、今やマルチプラットフォームは当たり前で、任天堂だけスペックが低かったり変な要件があったりでのけ者にされがちだったからね。今回は任天堂だけARM系のCPUとはいえそこそこ作りやすくはなっているようだし、「うちは独自路線で行くんだ!」という気概をちょっと止めてみたように見える。

 見方を変えれば、今までの任天堂ハードは宮本茂を中心としたビデオゲーム界を作ってきた人たちが「新しい遊びを作るんだ」という強いメッセージを毎度毎度込めているような雰囲気があったのが、今回は世代交代して違う方向性を見いだそうとしているような、そんなハードになっているんじゃないかな、と思う。

そんな話は置いておいて

 とにかく、テレビに繋いで遊んでいる最中に段々寒くなってきたから布団に持ち込む、という使い方ができるのが最高。むしろUSB繋ぎっぱなしの携帯モードでやるのがとても良い。Wii Uはきっとこういうのがやりたかったんだなぁ。

最後に一つだけ

 よく「テーブルモードだとUSBが底面に来るから充電ができない」という意見があるよね。自分は無理矢理テーブルモードで充電しながら遊んでたので、みんなも試してみてね。ただし無理矢理だよ。

  1. ティッシュの空き箱を用意します
  2. ティッシュの空き箱をひっくり返します
  3. 最近のティッシュの空き箱は底に磁石のバーを通すための穴が開けられるようになっていたりします。穴を片方だけ開けます
  4. 穴を開けた側の側面も開けます
  5. USBケーブルを側面から入れ、底から出します
  6. SwitchにUSBケーブルを接続、スタンドを立ててティッシュの箱に置きます
  7. Nintendo Switchで遊べますね
  8. 傾いてる?うるせえ文句言うな

以上です。

*1:設定で黒に変えた。デフォルトはもっと明るい

*2:ホーム画面を開くと大量のMiiが走ってきてゲームをお薦めしてくれたり、Miiverseの投稿を一部見せてくれたりしていた

*3:WiiUは最初黒かったけど

*4:Tegra X1らしい