空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

リズと青い鳥と本田望結とチキンとポテト

 きのうミッドランドスクエアシネマで「リズと青い鳥」を見てきた。

顔が違う

 この映画は簡単に言えばテレビで放送されていた「響け!ユーフォニアム」の劇場版。劇場版というか、主役が違うからスピンオフみたいなものかな。

 タイトルがガラッと変わったと思ったらキャラクターデザインも変わっていて、みんな顔が変わってしまった。とはいってもほとんどの登場人物はまぁだいだいそれっぽさを維持してたのに対して、今作の主人公の鎧塚みぞれだけはすっかり別人の雰囲気になっている。

ユーフォの鎧塚先輩:かわいい。「涼宮ハルヒ」の長門を徹底的に可愛くした感じ
リズと青い鳥のみぞれ:し、渋い

 最初画像で見たときはなんだこりゃと思ったけど、映画を観ると印象というのは変わるもので、元のデザインのままだったらこの映画の雰囲気はきっと出せなかったし、ありふれた可愛い女の子がなんやかんややってるだけの映画に見えていたかもしれない。

 強引に解釈すればユーフォの方は主役の黄前ちゃん視点でみた鎧塚先輩像で、今作の方はみぞれが感じている自分自身の悩みみたいなものを反映させているのかなぁ、なんてことも思った。そういえば1期の鎧塚先輩は名前すら出てこないモブキャラだったのにあまりに可愛いのでよく目立ったし、もしかしたら作中でも周りからそう思われていて本意ではなかったのかもしれない。あるいはそんなことも認識していなかったのかもしれない。

 表面上淡々としている人であっても、本人にそういった意識はなくても何らかの魅力や才能を他人が見抜いていたりするわけで、でもやっぱり本人にはそういう意識がなくて全然違う悩みを抱えていたりするわけで。周りなんか関係なく、言いたいことや考えていることをそこそこ飲み込んで、吐き出したいこともうまく通らなかったりして、そういったものを内包した良い雰囲気の主人公だと思いますよ。

 なんの話か分からなくなってきたので、この辺で切り上げ。

なぜか放り込まれる本田望結さん

 今作ではゲスト声優として本田望結が参加している。もちろんあの本田望結エディオンのあの子だ。アイススケートの。

 劇場版になると突然芸能人が放り込まれるのは昔からよくあることだけれど、今作の場合は役が大変。いわゆる「ごり押し」なのかどうかは知らないが、気の毒に思ってしまった。なにせ劇中に登場する絵本の主役を1人2役でやるうえに、他の登場人物との絡みがない。勤め先のパン屋のおっさんくらいじゃないのか。

 ここ数年テレビを見る機会がガクッと減ってしまったので勘違いだと申し訳ないんだけど、この方は個人的には芦田愛菜プロあたりと違って役者と言うよりタレントのイメージが強い。そんな中でほぼ他の登場人物と共演することがないのでひたすら単独で芝居をしなきゃならないし、しかも1人で2役こなさなければいけない。役もおそらく自身の年齢より上だし、なにより話の本筋に直接関わらない。作品の表現上重要な役どころではあるものの、常に孤独な戦いを強いられる非常に厳しい仕事だったんじゃないのかな。

本人も不安だったと舞台挨拶ではっきりコメントしているし。

これにめげずに頑張ってください。

揚げ物

 腹が減ってたので自分にしては珍しく売店で食べ物買って入ったんですよ。ナゲット&ポテトセット。ドリンク付いて確か650円くらい。

 で、これを持ち込んで映画を観るわけだけど、映画を観ながら食べるとなるとどうしても時間配分を気にしてしまう。先にばばーっと食べてしまうと後半がつらいので(一体何が辛いのか)、結局ちょっとずつつまむことになる。しかしポップコーンならまだしも、今回の相手はナゲットとポテトだった。最初は油の効果でパリッとしていたナゲットは少し時間が経っただけでとにかくパサパサ、ポテトは冷えれば冷えるほど油がギトギトに感じられてしんどい。先に食べようがあとに食べようが油の量は変わらないはずなのに、あとになればなるほど重く感じる不思議。もう歳だな。

 やっぱりポップコーンが盤石ですよ。

 なんの話やねん。今日はここまで。