なぜかバーチャルコンソールの「いっき」というゲームをダウンロードしてしまった。これはすごい。何が凄いかって?
- タイトル画面の違和感ある動作(仕様)
- 普通のゲームはタイトルで音楽が鳴って*1ボタンをしてスタートなのに、このゲームは無音のタイトル画面でスタートボタンを押すと初めて音楽が派手に数秒鳴り、それからゲームがスタートする。順番がおかしい。
- 照準の自動化
- 主人公の武器は鎌で、鎌を投げるボタン(A)を押すとなんと一番近い忍者(敵)の方へ鎌を投げてくれる。1985年の時点で「自動的に一番近くの敵を判断しその方向へ向けて投げる」という優れたアシスト機能(?)を備えているとか時代を先取りしすぎ。
- 2人プレイが協力プレイ
- 当時二人だと同じゲームをクリアするか死ぬたびにプレイヤーが変わって交互に遊ぶ、あるいは対戦のどちらかくらいのものなのに、このゲームはなんと2人が同じ画面で同じように戦える。最近はPSPのモンハンとかで人気の協力プレイをこんな早くに実現させているとか時代を先取りしすぎ。
- ボーナスステージがシュール
- 画面左端の地蔵*2が投げるグレーのおにぎりを落とさず拾うという内容のボーナスステージ。シュールかつ滑稽な感じが。全10個投げて、10個拾うとものすごい点数になるのに地蔵が必ず1ヶ所嫌な投げ方をしてくるので2人プレイでないと10個拾えない。
- 2人でやるとその見た目がますます滑稽に
…てな感じであまりに斬新すぎるこのゲームが、みうらじゅんが「クソゲー」という言葉を生み出す原因となったらしいんだけど、これだけ面白いと「クソゲー」ってのは誉め言葉だったんだなぁとちょっと思ってしまう。しょーもないゲームなのになぁw