フジツウサーン!コニチワー!!*1
というわけで(?)、メインのスマホを買い換えた。今回は富士通のarrows M03という機種で、mineoから購入。色もmineo限定のグリーンにしてみた。
とうとう初めてキャリア依存でない携帯電話になったし、富士通製も初めて。そもそも富士通のマークが入った製品を買うのって乾電池以外だと初じゃないかしら。
貧弱なCPUにおサイフ、ワンセグ、防水防塵耐衝撃といった日本向けの機能をどっさり載せて3万円強という、なかなかうまいところに落とし込んだいい機種だと思う。人が見れば値段の割にCPUがしょぼいと言うし、逆にこんなに機能が入ってこの安さなのかとみる人もいるだろうし。
使ってみてどうですか
手元に来たのが5日なので20日弱使っていることにはなる。まあ、調子は上々といったところかな。
arrowsと聞くとレグザフォンの時代から続くアアアッのイメージが強いので身構えてしまうんだけど、この機種の場合けっこうショボいSoC(Snapdragon 410)なので発熱とか暴走の恐れがあまりないし、OSも良くなったしメーカー側のカスタマイズ(富士通だとHuman Centric Engineとか。何やねんそれ)もこなれてきてるようで、特にそういった問題も起きていない。
電池持ち
電池に関しては「使ったら減る」という当たり前の結論に落ち着くしかない。「余裕の電池3日持ち」とか当てにしてはいけない。
とは言いつつ、5日の夜に充電して翌6日から4日→4日→3日→4日→3日と持っている。今までのXperia Aだと長くても2日で充電させていて、実際には毎日充電していた。1日持ち歩いて残り60%だったら不安だからね。今のところ充電回数が劇的に減っているのでもしかしたらかなり長持ちするかもしれない。
ただ20日近く使ってるくせに設定を怠っている部分もあるし、SDカードも差していないし、バックライトも一番暗い設定にしている*2し、本当はもっと早く減るんじゃないかとも思う。それにAndroid側の改善によるところが大きいだろうしね。
一方でこの機種はデフォルトで歩数計がずっと稼働している(=センサーが常に動作している)ので、ひょっとしたらけっこう優れているのでは?とも思う。まあ、そんな感じ。「スマホ?何それ!」な状態なのに無理矢理持たされた人たちなら多分1週間は持つと思う。
UI
アイコンがケバい。フラットデザインを目指しているようでそうでもないし、ケバすぎて何のアイコンなのか一瞬判別できない。
この機種はたぶん中高年がターゲットだと思うんだけど、こんなケバいアイコンで理解してもらえるんだろうか。
カメラ
そういえばarrowsに変えてからカメラ使ったことがなかった。意外と広角だね pic.twitter.com/KHZjCbDL9q
— つくいすちほー (@tsukuisu) 2017年3月12日
Xperiaと違って「撮れりゃーそれでいい」みたいなスタンスのカメラ機能。ところがけっこう広角に撮れて驚いた。今まで同じ場所/物をデジカメとスマホで撮る場合はスマホのときに数歩下がる必要があったんだけど、これなら大丈夫そう。
前の機種と並べてみると...
わーい!そっくり! pic.twitter.com/R7WD11duPO
— つくいすちほー (@tsukuisu) 2017年3月5日
サイズ以外はそっくりなんですよ。arrowsなのにXperia然としたデザインで、形だけ見たらXperia Aよりもarrows M03の方がよっぽどここ数年のXperiaっぽい。おまけにこの色。わざと買っているとはいえ、色までそっくりなんだよねえ。
Xperiaのほうは使い込んでる感出てるね。
そんな感じで、しばらく使ってみたいと思います。目指せ5年(絶対無理)。
全然関係ないけど
最近富士通の法人向けPCに触れる機会がちょくちょくあるんだけど、特にノートPCは見た目の時点で「これはコストを上手く落としてるな」と思える出来になっている。ローエンドモデルだからだろうけど、ちょっと素材が安そうというか。昔の国産大手のパソコンってとにかくきっちりかっちり作ってて値段も高いという印象があったのが、今はメリハリをつけて作っているのかな、と感じるようになった。デスクトップPCは昔ながらの厳ついスリムタワーだけど中身スカスカだし。
このarrowsも同様で、ワンセグおサイフは付けつつも、ワンセグも災害時用と割り切って録画できない仕様だそうだし、CPUも低めの古いモデルで手を抜くところはしっかり抜いている感じがする。それは決して悪いことではなくて、要件やターゲットに合わせた取捨選択がきちんとできているということだろうと思う。まあ、いいんじゃないんですかね。
(ちなみにそれができなかったからNECは今あんな感じなんじゃないかと思っております...)
*1:元ネタはバック・トゥ・ザ・フューチャーPart2。富士通は人名ちゃうやろ
*2:これはXperia arc時代からそうしている。ただXperiaと違うのはその暗さで、arrowsの方が格段に暗い。暗すぎて見えないので外出時などは外光に応じた自動設定を併用している