空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

どこかにマイルで東京に参る

 JALの「どこかにマイル」をご存知であろうか。通常の半分のマイルで飛行機に往復で乗れる代わりに、どこに行くかは分からないというなかなかな代物である。

www.jal.co.jp

 Pontaをそこそこのペースで貯めてた時期があったんだけど、どこかにマイルにもうすぐ手が出せそうというところでコロナ禍に入ったのでお預けになっていた。2年越しでの実現だ。

気になる目的地

 「どこかにマイル」は完全ランダムというわけではなくて、検索する度に出てくる4箇所の候補の組み合わせで申し込み、後日行き先が通知される、という流れになっている。申し込んだときの候補は「花巻 熊本 長崎 東京(羽田)」の4箇所だった。で翌日(早い)に決定のメールが来たので確認すると... 東京! この4候補で東京!

久々の飛行機

 と言うわけで日付は6月25日、大阪は伊丹空港。飛行機はなんと今更初体験、ボーイング787である。

787に乗るのは初めて

 機材を変えられてもおかしくないくらいの空席でまあ快適と言えば快適。ブラインドがない代わりに謎の制御で窓が暗くなる仕組みにビックリしつつ、大阪を離れる。

空港。
空。
空港。

 ここは東京、羽田空港。787の主翼ってしなるんだよね。写真で見るとよく分かる。

いつかは乗りたいあの路線

 「どこかにマイル」を昼出発、昼到着の指定*1にしたお陰で持ち時間は非常に少ない。帰りに至っては10:30発なのでどこにも行けないし、何したらええんや.. と言うときに浮かんだのがここである。

駅への入口がこんな素朴さで

時代を感じる券売機にスーパーの営業時間案内という異色の組み合わせがあって

この形の自動改札!こんな懐かしいのを通り抜けて

遂に来ました。この車両。

 ここは千葉県、ユーカリが丘新交通システム的な何か、山万ユーカリが丘線である。

 ユーカリが丘線は子どもの頃から気になる路線で、遂にようやく乗れたので結構嬉しい。しかしこの日は観測史上初、6月の気温40度超えを伊勢崎市で記録した日で、千葉も当然暑い。冷房のないユーカリが丘線では酷だった。とにかく、とにかく暑い。

 ユーカリが丘線から見える景色はなかなかのものだった。最初は最近開発されたかのような雰囲気を漂わせる街で、大きなビルの横を抜けつつ出発する。しかしあっという間に郊外の雰囲気になったかと思えばさらには古い戸建ての裏を抜ける区間に入って、ふと左を見ると三重の養老線とか三岐鉄道みたいな山間でも抜けているかのような光景に。タイヤを履いた新交通システムの姿をしている割にはだいぶ牧歌的というか、想像とだいぶ違う沿線風景でびっくりした。ゴムタイヤを履いた新交通システムは悉く全線高架かそのまま地下に入ることが多く、踏切がないとは言え普通に地上区間があったのには驚き。そして暑い。

 お客さんも時間帯的なこともあってか普通に移動手段として乗ってると言うよりもわざわざ乗りに来ているような印象さえあった。なんとも不思議な路線である。

 世代的なところはあるだろうけど、子どもの頃から鉄道の本にはよく見かける存在だったし、なんといってもけっこう短距離の新交通システムだし、大人になってからは「不動産会社がやっている」という点で妙に気になる存在だったユーカリが丘線、遂に乗れて良かった。あと暑かった。

颯爽と次のお勤めへ向かわれました

 数年前に始発から終電までひたすら乗り続ける人が現れて話題になったそうだけど、一度乗ると何故ここを選んだのか不思議になるね。

ほか

 都営5500形には2度乗った。

前衛的というかなんというかかっこいい

 JR乗りつぶしの一環で我孫子支線も乗った。支線って言う割にはけっこう距離あるし運転系統で見ると常磐線だよねえ。

乗る頃には夕方。関西よりも日が落ちるのが早い

 今更この駅にも降り立ってみた。

周辺の開発度合いから言うとゲートウェイになるのはまだ先

かえり

 帰りもボーイング787。今度は結構な数のお客さんで、行きのガラガラぶりはなんだったのかと思ってしまった。日曜の10時台、半端だと思うけどなあ。

空港。
空。
空港。

というわけで

 「どこかにマイル」は東京便に消えましたとさ。Pontaが貯まったらまた挑戦しよう。

 帰りも行きも思ったんだけど、やっぱり奈良の北の方からだと東京へ行く場合、飛行機を使うと時間がかかるね。なんといっても伊丹が遠い。遠路はるばる行って、乗って、降りてから移動して、の間に新幹線でだいぶ早く移動できてしまう。過去に乗った羽田・セントレア線はネタ路線として割り切って乗れるけれども、伊丹になるとリアルに遠いというか絶妙に使えそうなのに絶妙に時間がかかるので余計遅いと思っちゃうかな。奈良起点だからそんなこと思っちゃうけど、他の地域だとどうなんだろうね。

 まあ、そんなことは野暮な話よ。次回はまたも伊丹からJALで飛ぶよ。新幹線と悩んだ結果飛行機に決めるようなところへフライト予定です。でも帰りは新幹線。お楽しみに〜

羽田は良い天気でした。照明灯の存在感よ

*1:時間帯の指定幅が広すぎて朝や夜にすると詰む可能性が非常に高い