「次にパソコンを買うときはMacだな」と言い出してからはや何年(そして購入を見送ること数度)、とうとうMacに手を出してしまいました。モデルは贅沢にもMacBook Proのretinaディスプレイモデルの安い方です。こっちはプロどころかアマにも遠く及ばないど素人なのに、こんなの買っちゃっていいんでしょうか。
とどいたよー
さて、AppleStoreのページで注文したのが12日のWWDCが終わった直後で、届いたのが翌週の18日の月曜日だったので、新機種の発表直後かつ上海からの発送にしてはくるのが早かったかな。
Macが届いた直後は大喜びで写真を撮るというたいへんみっともないことをやってしまった。
開封すると、アップル製品独特の新品のあの匂いがしてきて、「やっぱりMacでもこの匂いなのね」と思う。やっぱり新しいモノが届くのはいいねえ。面白いのきたーっていうわくわく感が好き。
とりあえず電源を入れて(じゃーん って音にもちょっと感動)、初期設定をこなす。iCloudの設定も早々とあったりするあたり、最近のOSだね*1。Retinaディスプレイはさすがの威力で、もうドットが見えない。iPadのは「紙みたい」とか言われるようだけどそれも納得できる細かさで、このMacが縦持ちでヒンジがクルっとまわって画面だけ見せるよう変形するようにでもなれば電子書籍代わりにもなりそうだわ。ってそりゃiPadか。
Macのいいところ
さて、2週間近く使ったので「ここがいいなあ」と思うところを挙げておこう。と言っても、たった一言だけ。
「とにかく使うのが楽」。そんだけ。
タッチパッドがよくできてるんですわ。指2本でスクロールできる*2し、ブラウザのページ遷移も指2本でスワイプ。
指が3本になればMission Controlとかフルスクリーンアプリ間の移動も出来て楽ちん。そうそう、このMission ControlやExposéっていうのはWindowsには無い*3機能で、今開いてるウィンドウがアプリごとに集まって一覧できる。この分かりやすさったらないぜ。ディスプレイが大きくなればなるほどWindowsのタスクバーやMacのDockは画面の中央から遠くなっていくから、画面下端までポインタを持っていかなくてもよくなってる仕組みはとてもいいと思う。
Launchpad(アプリの一覧)もiOS慣れしてると見やすいし使いやすい。
Macのイマイチなところ
Finderが貧弱。だってフォルダやファイルの切り取り→貼り付けができないんだぜ。
それから、大量のデータをWindowsから転送ツールで移動しようとしたら時間がかかりすぎそうなので一旦停止させたことがあったんだけど、その時に転送しかけてゴミになっちゃったファイルが大量に発生してしまったので消そうとしたの。そしたらどうだい、Finderじゃ全然追えない。結局ターミナルを起動して、cd→lsをひたすら繰り返し最後はrmっていういかにもUNIXなことをしていた。
いやさ、困ったときでもターミナルでいかにもUNIXな操作でいけます、はいいんだけどさ、それをしなきゃならんのかという戸惑いは正直あるよ。Windowsだとエクスプローラで割となんとかなるもんね。エクスプローラは気づいてないだけでよく出来てたんだよ。
Windowsはなんでもウィザード形式で、ある程度のところまでは(多少使いにくくても)誰でも平等にカスタマイズの機会を与えられるっていう、ファストフードで言えばサブウェイみたいな奴なんだけど、一方でMacはお手軽だけれども手の込んだことをしようとするとやたら高度になるっていうスタバみたいなものじゃないかなーと今思った。