空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

リベリオン

 先々週の木曜日に録画していた木曜洋画劇場リベリオン 反逆者」という微妙に怪しげなタイトルの映画を今日ようやく観た。この映画、かなり前にTSUTAYAで見かけてから、パッケージのマトリックスのパクリ臭さと「ガン=カタ アクション」という怪しげな名称のアクションが気になっていたのに見ていなかったので、今回木曜洋画劇場で観ることが出来たと。全く期待を裏切らない出来でございました。
 まずなんと言ってもマトリックスほど、というか遠く及ばないくらい金がかかってない*1。主人公のプレストンが乗っていた車なんて、未来の設定のくせに今NYで走ってるタクシーを真っ白に塗り替えただけなんじゃねえかと疑いたくなるような普通ぶりだし、マトリックスでもよく使われたアクションシーン中のスローモーションは動きが全然なめらかじゃない。これに関してはわざとだと思うけど、やっぱり動きはなめらかな方が良いと思うんだがなあ。
 それから最後訳が分からないところで終わったし。これはシーンを結構カットしたであろうテレ東のシーンのチョイスがまずいんだと思うけど、カットされていないであれだったらこの映画はマジで失敗作だろう。
 そしてなんと言っても敵の兵士弱すぎ。敵の一番偉い人であるデュポン閣下*2の周りを囲っている、普通であればエリート中のトップであるはずの兵士がみんなあっさりばったばったと倒れていくし、一番の山場であろうその直後の相方との対決がすぐに終了しちゃったし。これも中身はテレ東がカットしちゃったと思うけど、カットされずにあれだったらこの映画は以下略、但しデュポン閣下が案外強かったから、あー、それでも以下略だ以下略。
 でも一番の問題は、その後反乱を起こす民衆がデュポン閣下が倒れたと分かった直後に暴動を起こすわけなんだけど、どこで手に入れたんだか分からない銃を持って兵士の方に走っていくんですね。そして襲撃するところにいたのが見張り程度の兵だか何だか知らないが、これがまたあっさり倒れるのよ。これだったらプレストンを本拠地に乗り込ませずに最初から一揆を起こした方が早かったんじゃないの?まあこの後民衆の前にプレストンの同業者が現れてみんなやられる可能性が高いのは否めないけどさ、それは一揆を先に起こそうがプレストンが本拠地に入り込んだ後であろうが一緒じゃん。
 まぁあんまり知られてない映画だと思うのでこれ以上のコメントは無くて良いでしょう。喋りすぎたわ。

*1:勿論現代の作品として使って当然とも言えるクオリティのCGは使われてる

*2:スマン実はこれネタバレなんだ。ここから先もね