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空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

スター・ウォーズが今年も公開されましたね

「ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー」を昨日見てきた。

 スターウォーズのスピンオフで、スターウォーズ1作目「エピソード4/新たなる希望」冒頭の例のあらすじテロップでさらっと書かれている「デススターの設計図を手に入れた」という部分を1本の映画にしたものだ。ここを映画化すると言うだけで期待できるし、オチが分かっているのについ観に行ってしまう系の映画であることには違いない。

感想

 感想は一言で言うと、「スピンオフであることを存分に活かした傑作」だった。良かった。

ごちゃごちゃ書くと書く方も読む方も疲れるだけなので箇条書きにすると・・・(と言いつつ8つもあって結局ごちゃごちゃ)

  • スピンオフなので演出がスターウォーズの作法にあまり則ってない(シリーズ定番の映画冒頭のタイトルやら何やらがほぼ省略、シーン切り替え、なんと地名テロップが入る等々)
  • ジェダイもさっぱり出てこない(そもそもオビワンとヨーダ以外全滅してるし)
  • それでいて世界観がばっちり。街のごちゃごちゃ感や帝国に支配されつつ抵抗勢力が反抗してる感じがいかにもスターウォーズ
  • ただ戦争と言うよりは巨大国家対テロ組織の集合体という印象がある。今風の対立軸のようにも感じた
  • 若干ネタバレ:デススター大活躍
  • 若干ネタバレ:デススターの設計図の奪い方がずいぶんと現代的。1977年当時ではこの発想は絶対出ない
  • 若干ネタバレ:ローグワンとしての続編が作れないような結末になっている。というかスターウォーズというビッグタイトルでよくあれをやったなと
  • 最後の数分にとにかくびっくり。スクリーンの前で「すっげー!」と叫びたくなる。ダースベイダーも良いし、エンドロールへの入り方も含めてあの数分は完璧。

 最後の数分がとにかくすごい。

 見る前から「ラストがすごい」という評判をネットでちらほら見かけていたので、「設計図を奪うのにそんな大どんでん返しがあるのかー」というなんとなくのイメージで観に行ったんだけど、ラスト数分はそれじゃなかった。というか「すごい」の方向性が全然違った。最後の数カットは作る方も楽しかっただろうなあ。最初にあのラストを決めた上で脚本を作っているんじゃないかとも思う。

 スピンオフって正当なシリーズ作と比べると少しだけずるいなあ。これだけの超大作でありながら全然別の作品のような作風を挟んでも悪くはないし、一方でいつものシリーズ作品のように仕立てても喜ばれるわけだし。これがエピソード3.5のような番号を与えられていたら全然身動きの取れない堅苦しい物になっていたかもしれない。

 ただ派生作品であっても伝統の作品には伝統の作品なりの縛りというのが必ずついて回るだろうから、ゴジラスターウォーズと有名作品を連続で任せられた監督が次のゴジラから降りて小規模な映画を手がけるという判断も理解できる。大変そう。

 フォースの覚醒のスタッフが悔しがるであろう出来の映画だった。1作目(エピソード4)を見た記憶がある方は是非。

失敗

 今回はイオンシネマのネットで予約を取って観に行ってきたんですよ。

 タブレットの画面上で時間とタイトルを確認して、現地で発券して、入口の兄ちゃんにチケットをちぎられ、7番シアターの扉横の液晶表示で上映タイトルを確認したところでようやく気づいた。

 吹き替えだ。

 大抵の洋画は字幕で見ているのでそこでちょっとがっくりときてしまった。急いでいたので今回は字幕/吹き替えを気にしていなかったというか、その区別があることすら忘れていたんだなぁ。ここまでいろんなところで吹き替えの文字を見かけただろうに、あのタイミングまで気づかなかったのはちょっとショック。まあ始まって初めて吹き替えだと気づくのに比べたらよっぽどマシか。

 ちなみに近年のディズニー作品(もしかして他社の作品も?)は吹き替えどころかテロップのローカライズまで行う日本語版になるので、本作も例に漏れず最初の「遠い昔、はるかかなたの銀河系で...」も日本語、タイトルロールの「ローグ・ワン」も日本語、序盤で画面端に出る地名表記も日本語になっていた。そこまでローカライズしてくれるのは良いんだけど、なんか雰囲気でないというか、ありがたみがないんだよなぁ。そう思っちゃうのはなんなんだろう。

隣のお客さん

 隣の席が親子だったんですよ。おばあさんと、おばさんの親子。

 どうも娘の方がスターウォーズが好きらしいんだけど、スクリーンに広告が流れている間ずっとパンフレットを広げて親に内容を喋る喋る。主人公の生い立ちがどうだのなんだのと。内容をそこまで詳細に喋ってどうすんだという勢いで喋るし、こっちは「デススターの設計図を奪う話」「盲目の強い人が出てくる」「主人公の父親がデススターの設計者らしい」「ダースベイダーも出てくる」くらいしか知らないので(公開情報であっても)ネタバレを食らったらどうしようかと頑張って意識を前に集中させていた。

 そこまで急ピッチで設定や序盤の展開を叩き込まれて映画を見たところで面白いんだろうか?そういう予習じみたことは家でゆっくりやろうよ。

 映画の宣伝も数本流れた頃にようやくパンフレットが鞄にしまわれ、やっと終わったと安堵したのもつかの間、今度は袋を広げてマクドのポテトやバーガーを取り出し食べ始めた。持ち込むなよ!ポップコーンかなんかを入口で買って堂々と食べた方が良いじゃん。とくにマクドは臭いで一発で分かってしまうから気になるし。劇場内によその食べ物を持ち込む客ってどこでもお構いなしな感じの人に見えて好きじゃない。

 そんな隣のお客さんも後半おっさんが死ぬシーン*1で感涙したようで、ハンカチを取り出して軽く叩くような動作で涙を拭いていた。そんな泣くほどなのかは分からないが、とりあえず映画が好きなのは分かった。(オチ無し)

*1:スターウォーズでおっさんが死ぬのはよくあること