ばんぱくばんざい ばんぱくばんざい*1
今月前半に「大阪・関西万博」に行ってきたよ。

いつもならここから道中をごちゃごちゃ書くんだけど、今回は写真をまとめて動画にしてYouTubeに載せたので、それを以て報告に代えさせていただきます(?)。15分超の大作になったので、その分量をふだん文章で載せてたら誰も読まないよなと思うよね。動画は動画で「誰が見るねん」という感じもしつつ。
感想
いやー、さすが万博会場、広い! 1日では絶対回りきれないし、取捨選択してパビリオンに入るにしてもせめて数回は行かないと足りない。各国が一堂に会していることで外国に行きづらくなった現在において簡単に回れて、各国を少しだけ体験できるというのは良い機会だと思った。万博はしっかり万博してたと思います。
ただし...
「大阪・関西万博」の「万博」の部分、つまり万博として普遍的な部分は開幕したことによって万博本来の輝きを見せていると思う。一方で、「大阪・関西万博」の「大阪・関西」の部分、つまり今回特有のところは前評判の悪さを挽回できてないんじゃないかなあという気がする。万博おたくや海外勢からは評判悪いとも聞くし。
目新しいものは難しい
今回行ったのが海外パビリオン中心になったせいもあると思うけど、今回のコンセプトがちゃんと機能していたかと言うと微妙な印象が残った。西端にある「未来の都市」パビリオンにしてもあまり具体性を感じないというか、普段から持っている各社のなんとなくのビジョンをそのまま出してきた感じがして特別な雰囲気は感じなかったかな。
まあ、今が未来になってしまったというか、スマホが普及したあたりから世界的に次のビジョンが何もないというか、新しいものを出しては外す時代になってしまったので難しくなった面もあるよね。
それに今はAIにしてもクラウドで処理できるので、新技術の恩恵を一般人が受けるまでのリードタイムが短縮化されてて、新しいものを折角持ってきても目新しく感じなくなってるように思う。それどころか使い道を外すと変にさえ見える。例えば開会式のAI司会とか全AIで作っているわけでもないし読ませているだけにも見えるので微妙なんだよね。
そういう難しさは現代にあるとはいえ、それを乗り越えられなかったってところかなあ。
「大阪・関西色」は必要だったか
万博会場を歩き回ってとても良かった。一方あとで対称的に思い出すのは事前のプロモーションの悲惨さ。
万博は2020東京オリンピック以上に嫌われてたと思うけど、振り替えると開幕直前までのプロモーションは「大阪に万博がやってくる」一辺倒だった。特に初期に空港とかで見かけた映像も関西の芸人や宝塚歌劇団など関西地盤の人達ばかりでローカル色があまりに強かったし、今のポスターでもたこ焼き食べてるでしょ。
万博はオリンピックと違って何をやるかが分かりづらい。なので紹介するのが難しいのは分かるんだけど、それにしても国際的イベントなんだから国際的イベントっぽく盛り上げてほしかった。始まるまで万博がなんだったか皆忘れてるわけだからね。振り返る方法はいくらでもあったろうに。
色々言いつつ
今回の万博周りはイマイチな点が色々ありつつも、あの不毛の地・大阪北港に街と呼べるレベルの建物を集結させて巨大なイベント施設として成り立たせているのは素直にすごいと思う。皆さん一度行ってみてください。圧倒されますよ。現場の苦労はなみなみならぬものだったろうと思います。
まだまだ行き足りないので、チケット予約してまた行きたいね。では今回はこんなところで。
