空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

オーダースーツを1着つくる

 スーツを1着オーダーで作ってきた。店はオンワードがやってるオーダーのブランド、カシヤマ。そのまんまな名前やね。

 オーダーなのでどういうスーツにするか、生地に始まってボタンの数だ背抜きか総裏かとかそういうのを決めていく感じで、そのあとにあちこちを昔ながらに巻き尺で測ってくれる。今回の情報は中国は大連の工場に送られて、縫製後は店ではなく自宅に真空パックで直送される予定。測るところ以外はやってることがPCのカスタマイズじみていてちょっと面白い。

 売り文句では最短1週間のところ、今回は3週間近くかかるみたいなので気長に待ちたい。いやそれでもオーダーとしては十分早いか。

テーラーによるスーツの違いとは

 実を言うとここ2度ほどスーツはデパートにあるオーダーのお店で頼んでいたりする。で出来上がったのを着てみると不思議と大きめの仕上がりで「おお...イージーオーダーってこんな感じなのね...」と思っていた。

 で今回だ。色々と計測した後に店の方が「近いサイズのジャケットを持ってきますねー」と言って出てきたスーツがまあぴったり合う。細く見えるので若返ったみたい。素人目に見てもスーツのシルエットがかっこいいのよね。

 しかもまだサイズが合ってないとか言い出して、肩幅を若干狭められ、袖口は絞られた(ここのは元々袖が大きめなのだそうな)。しまいにはパンツ*1はひとつ小さいサイズを履くことになったが、流石に余裕ゼロの腹パツパツになったのでそれはやめてほしいとお願いし、若干大きいサイズを履くことに。ウエスト、ヒップで別々に調整が利くんだそうな。

 ここで思ったんだけど、デパートで作ったスーツはサイズが合っていないと言うよりも、仕立てのセンスが昭和的なのかもしれない。個々のちょっとした仕立ての違いで、今の人が今の感覚で見るとやや大きく見えてしまうような雰囲気になっているのかも。パンツに関しては一時的に太ることを念頭にやや大きくしてはいるようだったけど、他は細く見えるように作ってもらっていたと記憶している。それで「あれ?ちょっと大きい」となるんだから、元々そういうものなんでしょう。

 まあ、素人がとんちんかんなことをあれこれ言っても仕方ない。届いてみてのお楽しみということで。

 そうそう、デパートのオーダーって言うから主語がでかいけど、入っているそのお店がそうだったんだろうってだけからね。でも他ならどうだろうかと店をたくさん開拓するもんでもないからね。一着高いし。

*1:トラウザースというらしい