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空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

ピエリ守山に行ったら、撮影禁止の張り紙が貼られているところでした

 この前の土日は札幌に出張に行っていたので、その代休で今日はお休み。2日出勤に対して1日休みじゃ割に合わないけど、ないよりはマシ。これだけ土日出張続きが発生するとこういうのも意識されるようになるので、ありがたいことだと思う。
 さて、折角の休みなので今話題の「ピエリ守山」まで行ってきた。自分が住んでる愛知県某所からはだいたい2時間弱で行けるので、ほどほどに近くて良かった。
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 最近のブームもあってか、駐車場を見る限り客入りは廃墟と呼ばれる割に上々。これといった核テナントもないのに集まっているのはいいことなんじゃないかな。
 意外といけるやん!そう思って自動ドアをくぐり中に入ると、絶句。目の前にあるはずの店舗はすべてオレンジの網が張られているか、シャッターも閉まった状態になっている。さらに什器は完全に撤去されておらず、だいたいの店は看板もそのまま。だから本来無くてもいい廃墟感が余計に増してしまっている。無印良品、ホワイト急便・・・「そこにあった」ということがはっきり分かるというのはなんというか、悲しいね。

「撮影禁止」

 1階中央付近の入り口から入り、写真を何枚か撮りながら東側の入り口横のエレベーター付近に移動したあたりで、カートに何か張り紙を乗せた職員2人組が出入口に向かってやってきた。こちらからは自動販売機越しで何をやっているかは分からないけれど、おそらく運んできた紙を出入口のところに貼るのだろう。そこで聞こえたのは、だいたいこんな内容の言葉。
「貼らないと、また撮られるで」
ちらっと見えた紙は何か禁止のマークに見えたし、そうか、撮影禁止なのか。
 言われてみると、店内は至る所に撮影禁止の張り紙があった。2階に上がるとその傾向は顕著で、柱という柱に撮影禁止、もはや最も目立つものは何かと問われれば撮影禁止の張り紙と答えざるを得ないくらいに撮影禁止だらけだ。
 考えてみれば、ショッピングセンターは大抵店内撮影禁止なので別に当たり前といえば当たり前のはずなんだけど、それっておそらく他店に商品の価格等の情報を盗られてはならないとか他の客を意図せず写してトラブルになるとかそういった問題を回避する為のものなんじゃないかな。
 その点では、今のピエリ守山は(失礼だけど)もはや盗られるに値しない体たらくだし、人を写すのもまたちょっと難しい。現在の状態に対する反応がこのような形で現れるということは、ただ単純に店を撮られたくないと言うことなんだろう。まぁ確かにこの状態を撮られてネットにアップされるのは恥ずかしいよなぁ。自分がピエリの職員だったら恥ずかしくて出社すらできないわ。
 僕が店内をうろうろしている頃にちょうどやってきた方が、その店外に新たに貼られた撮影禁止の張り紙を撮影していて、結構なリツイート数やあるいはブックマークを集めているみたい。


 しかしやっぱり、この張り紙を掲出するのは遅きに失したというか、こちらからするともはやなんの為にこれを張り出すのかがよくわからない。ここにきて急に貼り出す理由が「この惨状を撮られたくない」以外に想像できない以上、やはりそこに対するメリットというのがこちらからはよく見えず意味のないものと化しているように思う。たとえこれ以上写真が撮られなくなったとしても「ピエリ守山はテナントがほとんど撤退した明るい廃墟だ」みたいな評判は既にある程度広がっているし、更に既存の写真をもって広がる可能性だって十分ある。もはやメリットなんかないと思うよ、ほんとに。
 それを踏まえると、今になってこれを掲出する意味は「一応ポーズだけでもこういうことをやっとかなあかんのですわ」に落ち着く気がする。それなら納得。でもそれだと「また撮られるで」発言と矛盾するからやっぱり違うか。もしや、なにか事件でもあったか・・・?

ピエリ守山の印象

 さて、そんなわけで店内の写真が撮れなくなってしまったピエリ守山。やはり写真を通してみるのと実際に見てみるのとは違うね。

廃墟感

 上でも書いたけど、ほとんどが閉店してしまった上に、店があった跡が明確な為に余計に廃墟感が増してしまっている。清掃のおじいちゃんが黙々と掃除を続けているからか店内はとにかく汚れが少なく清潔で、自然光もしっかり入ってきて明るい。更に店内の照明がやや暗いことによって自然光が相対的に強く感じることで、さらに廃墟感が増してしまっている。コストダウンで照明を落としているのも当然あるだろうけど、きっと本来なら核テナントの照明でもうちょっと明るくなるはずだったんだろうと思いたい。

立地

 正式名称に「びわこクルージングモール」と付いているだけあって、琵琶湖が目の前!この琵琶湖が見える光景は素晴らしい。やはり暗いフードコートから外を眺めると、琵琶湖とその向こうに見える町並み(堅田のあたり)、そして雄大な山々。滋賀県の風景をこの短い距離にぐっと凝縮しているように感じられて、とても良いと思う。このエリアにテラスを多く設けたのも納得で、機会があるなら何度でも見に来たいと思える雰囲気になっている。
 外から見てもこの雰囲気。台風の影響がなんか大変なことになってるけど、それを差し引いてもなかなかいいでしょう?
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 でも考えてみれば地元の人にとっては琵琶湖も山も散々見てるし。あるいは琵琶湖の向かいの堅田の人たちが、向かいにあるピエリまで地元の風景を見ようにも琵琶湖大橋(有料:200円)が立ちはだかるのでちょっと行きづらい。観光地化するには素敵だけど商業施設としてはちぐはぐな印象を持ってしまうね。
 で、あと「周りに商業施設が次々出来た」という話だったけど、自分もカーナビに従ってピエリ守山に行く途中でららぽーとの前を通過した。ショッピングセンターに行く途中で別の、しかも全国に10とない「ららぽーと」の名を冠した商業施設を通過するのは正直いただけない。しかも今検索したらららぽーと守山って1994年開業なんだとか。え、昔からあるの!?それはあかんで。

レイアウトのまずさ

 ピエリ守山の店内を一周した頃に気づいた。吹き抜けのモールが並列に2ラインある。
 最寄りのイオンモールのレイアウトを思い出して欲しい(←誰に言ってるんだ)。規模の大小関わらず吹き抜けモールは必ず1ラインじゃないかな?ショッピングセンターを無駄に歩き回るのが好きな僕でも、吹き抜けモールを2列並列に作っている店でぱっと思いつくのが阪急西宮ガーデンズしかない。ガーデンズと比べると元々がずいぶんとコンパクトなピエリだけど、面積の都合があるとは言え2階建て2列はやりすぎなんじゃないかな。
 店舗が2列に分散すると上の階から店舗が一望できないし、似たようなのが2列あると自分がどこにいるのか分かりにくくなるし迷いやすい。こういうのが混乱の元になる可能性もあるので、客足が遠のいていった原因の一つでもあるんじゃないかと思った。

ところで

 今日の昼ご飯は2階のフードコートにある「とうみ」という豚肉の炭焼き専門店で食べたんだけど、この塩カルビ定食がうまい。炭火焼きの香りがとても良いし、塩味もよく利いていて量もあるしおいしい。さらにご飯は給食でたまに出た懐かしの麦ご飯で感動した。ただ最近不摂生が響いたのか、途中から塩カルビの脂がきつくなって食べるペースがスローダウンしてしまった。20代半ばなのにもうこんなので音を上げてしまうのはちょっときついなぁ。リンガーハットもいいけど、隣のお店も良かったのでお立ち寄りの際は是非。

願望

 一度これやりたい


どなたか是非やってください。撮影禁止だけど。

というわけで

 ここは失敗するべくして失敗した商業施設なんだと思う。立地は悪いし、レイアウトは悪いし、この華やかさの割にオープン当時の核スーパーがバローという微妙さ。Twitter等でも「びわ湖わんわん王国の呪い」との声もあるし、元々良くない場所なんだよ、諦めようよ。
 でも、これはこれで味のある独特の雰囲気があり楽しかった。近くを通ることがあればまた来たい。