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空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

運動音痴は認識がそもそも間違ってる

 ちょっと前のこと。バレーボールのトスは指が痛くなるし飛ばないし無理みたいな話題になったときに、その話題を聞いていたバレーボール経験者が口を挟んできた。その人が言うには、「指先で跳ね返そうとするから痛い」んだそうだ。つまり手先だけでボールを止めてそのまま上げようとするのは暴挙であって、ちゃんと肘とか腕全体を使ってクッションさせて跳ね上げる。サスペンションのような動きをするのが正しいのだと。あと今のボールは柔らかいからいいけど昔は固かったから本当に痛かったんだ、とも言っていた。

 なるほど、と思うと同時に、なんだか長年騙されてきたようなもやもやした感覚が残ってしまった。

 何かというと、バレーボールといえば「ボールを持ってはいけない」競技なので、ずっと昔から自分の中には"ボールが来たらとにかく即座に返さなきゃいけない"という意識があった。だから瞬間的に返すのではなくて僅かに時間をかけて衝撃を受け止めてから返すというのはアリだったのかと思ったわけ。なんだ、ちょっと持ってていいんじゃん、と。
 それとは別に、何ヶ月か前にははてブでこんなエントリがホッテントリ入りしていた。
なぜ運動神経悪い芸人はバスケのドリブルが下手なのか? - GilCrowsのペネトレイト・トーク
アメトーークの運動神経悪い芸人がバスケットボールをうまく出来ない理由の分析と、正しいドリブルの方法について書かれているエントリだ。ちなみにそのとき書いた私のブコメがこちら。

ドリブルって意外と掴んでる時間長いんだねえ。これは確かに小学校か中学校の頃に見たかった。すぐ床に打ち返さなきゃ行けないとか思うじゃん

 つまり、バレーボールの話題と全く同じ。バスケットボールもまた「ボールを持ってはいけない」スポーツなので、とにかく早くボールを返さねばならないの一心で、ひたすらボールを床に打ち返しては明後日の方向にそらすということを延々とやっていた。ところがリンク先を見てみると、ボールの動きをうまくコントロールするかのように手を添えている。ずるい。

で、こういうところの認識の相違を思うと、一つの疑問に行き着くわけです。
「こんなこと体育の授業で習ったっけ?」と。
たぶん、習ってないんだろうなあ。習っていたとしても、全く記憶に無いということは理解出来ていなかったことに...ううう。

 どちらにせよ、習っていようが習っていまいが、ある程度人並みの運動センスを持っているか、何かしら球技の経験のある人であれば「まぁ、だいたいこういうことなんだろう」と無意識のうちに掴めてしまうことなんだろうと思う。そういうグループの人たちはみんな無意識に分かってしまっているから出来てしまうし、出来ていない人が何故出来ていないかも運動音痴の一言で片付けてしまうんじゃないかな。別に助言出すつもりもないし。

 一方で、ナイトスクープの「○○がうまく出来ません。うまくなって××さんを見返したいです」系の依頼を見ていると、途中でそのスポーツの専門家が出てきて、途端にみるみる上達する事が多い。実際には相当練習しているんだろうけど、それでも1日か数日レベルで纏めてやっているはずで、本当の専門家の指導力というか何がいけないかを見抜く力とそれを説明する能力というのは大変なものだなと思う。
 本当に専門でもなければ何十人も面倒見なきゃいけない学校の体育の先生にそのレベルを求めるのは酷ではあるけど、そういった基礎的な考え方を教えてもらう場ってのは早いうちにあれば良かったかな、と思う。なんだか今までの自分がそれぞれのスポーツのスタートラインにすら実は立てていなかったような、そんな悔しさがちょっとだけある。人並みにドリブルしてみたかったなぁ。

 教えてもらったところで出来るようになるかって言うとそれはまた別の問題なんだけどね。だからこそ私は運動音痴なのです。