空降るでいず

じゆうな いろで えがいて みよう

アイドルマスターに見るアイドル界10年の変化

 ゼルダをようやく終わらせたので、PS4の「アイドルマスター プラチナスターズ」を始めた。ゲーム機で動くアイマスを買うのはアイドルマスター2以来6年ぶり。

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 このゲーム自体は去年の夏に発売されたゲームなので今更細かくどうこう言うのもあれなんだけどね。ただ厳しめの感想を書くと、やっぱり昔の本格派アイドル育成シミュレーションだった頃(1作目のXbox360版を買った10年前のエントリでは「最も近いのはパワプロのサクセスモード」という感想を残してる)と比べると、やってることは大して変わっていないのに全体的にぬるく、味気なくなっているような気がする。この辺はリズムゲーやソシャゲ全盛の今は仕方ないかなー。

 この10年で765プロの面々はすごく可愛くなったけど、見栄えが良いだけのゲームになっちゃったような寂しさというかなんというか。

テレビ番組よさようなら

 そこは買う前から分かってたところだけど、買ってから気づいたことがある。

 10年前のアイマスや続くアイマス2は、ざっくり言うと「音楽番組のオーディションに出て合格し、テレビに出演してファンを増やす」をひたすら繰り返すゲームだった。ゲームとして操作するのがオーディションの部分で、クリア後のご褒美映像扱いがテレビ出演シーンで。その点今作も曲を2回流して1回目がスコアを競う部分になっているので、ゲームとしての流れは過去作とそんなに変わらない。

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 ところが今作、いきなりライブなんですわ。ライブの場面で最近よくある音ゲーをやり、ご褒美映像枠はアンコールということになっている。オーディションどこ行った、というかそもそもテレビ番組ですらないじゃないか。

 そういえばアイマスが流行った10年前は、モーニング娘。がピークを過ぎて、AKB48がいたかいなかったか微妙な時代。アイドルの露出と言えばもっぱらテレビ番組で、ライブハウスで活動してるみたいな話は(昔からはあるんだろうけど)あんまり表立って聞いたことはなかった。

 ところが今やアイドル全盛時代で、地下アイドルも相当人数いるとかなんとか。そうなってくると「うちの事務所の新人アイドルです」みたいな昭和チックな売り出し方よりも、とりあえず少人数でも良いから人前に立ってなんぼという発想の方が今の時代に合ってると。アイドルもすっかりフェス*1やらなんやらに出るようになっているし、そもそもアイドルに限らず音楽界全体がテレビやCDの販売に頼らずライブで稼ぐ時代に移行しているので、もう重視するものが様変わりしているはず。

 そういえばASAYANみたいなオーディション番組って今もあるのかもしれないけどその存在感はかなり薄れているだろうし、今時プロでもアマでも自分たちで映像撮ってYouTubeに上げてしまった方が早いわけだし、早い段階からテレビを目指すっていう選択肢はもう無いよねえ。

 それを踏まえて、今作も番組のオーディションとかではなくいきなりライブに行くぞ!という仕様になっているのかしら。

 という、「もったいぶって書かなくてもそらそうやろ」というお話でした。

 まだ数時間程度遊んだだけではあるけど、昔のアイマスのイメージでやると色々違和感があってなんだか微妙な感じ。でも去年のゲームだし言いたいことは全て他で言われているだろうからもういいや。書くのめんどくさい。

かわいい

それでも如月千早さんは今作も良いです。たいへんかわいい。

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ライブ前のメニュー画面でもかわいい。

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メニュー画面がこれだけかわいいんだからメッセージ一式消せるんじゃないか?と思ってあれこれ触ったらR3で消えた。よしよし。かわいい。

壁紙にしました。

しかし10年経ってもやってることが変わらないとは悲しいなぁ...。そしてまたも放置されるメタルギアであった。

*1:ちなみにアイマスでは2の時点でフェスが存在している